フォワ賞2着のソジー（牡4、A・ファーブル）は凱旋門賞（G1、芝2400メートル、10月5日＝パリロンシャン）へ向かう。オーナー（ヴェルテメール兄弟）のレーシングマネジャー、ピエール・イヴ・ビューロー氏は「7月上旬から走っていなかったので、素晴らしい復帰戦でした。凱旋門賞への準備でした。私たちがあまり研究していなかった馬（ビザンチンドリーム）に敗れてしまいましたが、他の出走馬相手には実力を示すことができました」とコメントしている。

　フォワ賞3着の英国調教馬アルマカム（牡4、E・ウォーカー）も凱旋門賞へ向かう。管理するエドワード・ウォーカー師は「どのレースに出走させるか悩んでましたが、ここに来たのは正解でした。アルマカムは2400メートルを走れることがわかりましたし、今日は多くのことを学びました。今年は凱旋門賞へ挑むには最高の年だと思います。ウィリアム（ビュイック）が『チャンスをつかむなら今年だ』と言いましたから」とコメントしている。

　ヴェルメイユ賞で2着だった仏オークス馬ゲゾラ（牝3、F・グラファール）も凱旋門賞に向かう可能性が高い。グラファール師は「アヴァンチュールには負けてしまいましたが、素晴らしいパフォーマンスでした。オーナーと相談して、次走は（凱旋門賞同日に行われる牝馬限定の）オペラ賞か、凱旋門賞に出走予定です。個人的には凱旋門賞に出したいですね。今年はオープンなレース（混戦）だし、彼女はディアヌ賞（仏オークス）を勝っている馬ですから」とコメントしている。

出典：日刊スポーツ