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「日本競馬界の大きな一歩」「日本人はリスクを恐れない」テーオーエルビスの勝利を米紙が伝える

2026年05月04日 15:10

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 米国のブラッドホース電子版は3日、ケンタッキーダービーデー(現地時間2日)に日本調教馬テーオーエルビス(牡4、高柳大)がG1チャーチルダウンズSを制したことについて、「日本競馬界の米国における大きな一歩。日本調教馬が初めてダートのスプリントG1を制した」と、トップページで報じた。

 ショーン・コリンズ記者は「5月3日、日本では午前6時直前の早朝だったが、日本の競馬関係者は歴史的な瞬間を目撃した。この勝利が日本でどれほど注目を集めたのかはテーオーエルビスを担当する高柳大輔厩舎の嘉堂助手の(何百通ものメッセージが届いた)携帯電話を見れば容易に分かるだろう」と書き出している。

「日本の競馬界にとって非常に大きな意味があります。日本の馬が米国のスプリントレースで戦えることを証明できました」という嘉堂助手の言葉を紹介。また、近年の日本馬の活躍として、21年に日本馬が初めてBC開催で勝利を挙げたこと(フィリー&メアターフのラヴズオンリーユー、ディスタフのマルシュロレーヌ)、フォーエバーヤングが24年のケンタッキーダービーで惜しい3着となり、昨年のBCクラシックを勝ったことを挙げた。

 続けて、チャーチルダウンズやブリーダーズカップ開催の日本馬担当を務めるケイト・ハンター氏の言葉を紹介。ケイト・ハンター氏は「ブリーダーズカップやケンタッキーダービー以外の米国のレースに馬を連れてくるという点において、今回の勝利はまさに素晴らしい結果だと思います。フォーエバーヤングの活躍がケンタッキーダービー優勝の可能性を人々に認識させたように、また、マルシュロレーヌやラヴズオンリーユーがブリーダーズカップに火をつけたように、今回の勝利もきっと大きな後押しになるでしょう」と語っている。

「日本の競馬関係者は常に自分の馬に合ったレースを探しているだけでなく、挑戦しがいのある楽しいレースも求めており、それが彼らの国際的な成功の大きな要因となっている」と日本馬の活躍の要因を指摘。ハンター氏は「彼らはこの馬(テーオーエルビス)に大きな信頼を寄せていました。日本人はリスクを恐れない人たちです」と伝え、秋のBCスプリント(G1、ダート1200メートル、10月31日=キーンランド)へ向けた計画が進んでいくことに期待を寄せている。

 記事ではフォーエバーヤング(牡5、矢作)の次走の選択肢のひとつに9月18日のジョッキークラブゴールドC(ベルモントパーク)があり、テーオーエルビスも一緒にニューヨークへ遠征する可能性があると、報じている。

出典:日刊スポーツ