NEWS

ニュース

ニュース/コラム

ベンヴェヌートチェッリーニが愛ダービー制覇、英ダービーでの不運を断ち切る

2026年06月29日 13:10

  • 友だち追加数

 現地28日、愛カラ競馬場でG1愛ダービー(3歳・セン馬不可、芝12ハロン)が行われ、英ダービーを不運な形で出走取消扱いとなったA.オブライエン厩舎のベンヴェヌートチェッリーニが、同厩馬にして英ダービー馬のクリスマスデーらを蹴散らした。

 今回もスタートはいまひとつだったベンヴェヌートチェッリーニは8頭立ての最後方からに。レースは4頭出しのA.オブライエン勢の一角であるアクションが逃げ、クリスマスデーはやや離れた2番手で追走。中盤に入るころにはベンヴェヌートチェッリーニも5番手までポジションを上げていく。

 最終コーナーでは早くもクリスマスデーが先頭に立ち、ベンヴェヌートチェッリーニは先行勢の外からスパート。残り約1ハロンでクリスマスデーをかわすと、そのまま最後まで押し切った。

 クリスマスデーは1馬身3/4差の2着。さらにクビ差の3着にピエールボナールが入り、A.オブライエン厩舎が上位を独占した。デビュー2連勝で臨んだO.バローズ厩舎のラーヒーブは勝ち負けに加われず、3着から6馬身差の4着までだった。

 フランケル産駒のベンヴェヌートチェッリーニは英G3チェスターヴァーズを圧勝して英ダービーに臨んだが、出遅れが響いて10番手で入線。レース後にゲートのアクシデントを理由に出走取消の扱いとなっていた。

 英競馬メディア『At The Races』によると、オブライエン厩舎のエースジョッキーであるR.ムーア騎手は英ダービー馬のクリスマスデーへの乗り替わりを検討したかとの質問に「金曜(26日)の朝にエイダン(オブライエン師)と話し合った。馬場状態がよくなることを期待し、能力を信じてベンヴェヌートチェッリーニに乗り続けることに決めたんだ」と返答。その選択は正しく報われた。

 オブライエン調教師も「ライアン(ムーア騎手)のためにも本当にうれしく思う。難しい決断だったからね。多くの人々が多大な尽力を重ねてくれたし、全員に感謝している」とコメント。今後については「ライアンは12ハロンよりも10ハロンに戻した方がいいと感じていた。そこが彼の適距離なんだと思う」と語り、「少し休養を挟んでアイリッシュチャンピオンステークスなどを目指すことになるかも。米国の馬場にも向いてそうなので、ハイペースで流れる展開ならブリーダーズカップターフはうってつけかもしれない」と展望を示した。

 また同師はクリスマスデーについては「恐らく英セントレジャー路線に進むことになるだろう。彼はスタミナが豊富だからね」と話していた。