米G1サラトガダービー、英国から遠征のグレイシアスがベルモントダービー組を抑える
2026年08月09日 15:11
現地8日、米G1サラトガダービー(3歳、芝9.5ハロン)がサラトガ競馬場で8頭により争われ、先頭で最初のコーナーに入った4番人気のグレイシアスが2馬身ほどのリードを保って飛ばすと、2番人気ウエストエンドキッドらを寄せつけずに逃げ切った(1馬身1/4差)。
序盤はやや力んだ感じで先頭に立ったグレイシアスだが、向正面に入ると折り合いがついて先頭キープ。1馬身半から2馬身ほど離れた2番手以降のプレッシャーもなく、そのまま迎えた直線入口でリードを3馬身ほどに広げると、3番手から追いすがるウエストエンドキッドを振り切った。
さらに1馬身1/4差の3着に3番人気のタイトルロール、これにクビ差及ばず1番人気のリメンバーマンバは4着に敗れ、2着以降はベルモントダービーの上位3頭が続く結果となった。
グレイシアスは英国のH.パーマー調教師が管理するトゥーダーンホット産駒の牡馬。昨年8月にデビュー勝ちすると10月のG3オータムステークス(3着)でシーズンを終え、今季初戦はロイヤルアスコット開催のG3ハンプトンコートステークス、さらに前走のリステッドと3着を続けていた。
ニューヨーク競馬協会(NYRA)に対してパーマー師は「英国ではダービーに出したいと望んでいたが、状態が上がらなかったんだ。5月中旬まで冬場の状態から脱することができなかった。調教師としては手をこまねいて待つしかできない。最も歯がゆいところさ。何か問題が起きたときに、何かするのではなく、何もしないほうがいいというのは、世の中でこの仕事だけだね。彼は次第に状態を取り戻し、ロイヤルアスコットから2走して非常に良いレースをしたから、今回は大きなチャンスに思えたんだ」と期待馬だったことを明かしている。
なお、パーマー師は今後もグレイシアスをアメリカに滞在させ、次戦は9月5日のG2ナッシュビルダービーに使う意向。
