【BCフィリー&メアターフ】注目の前哨戦はこれだ!
2016年11月02日 15:09
■フラワーボウル招待S(G1)
例年頭数は少ないが、今年はより少なく6頭立ての一戦。センティエロイタリアが押し出されるようにハナへ向かい、後続は差がなく続き馬群はほぼ一団。1番人気に支持されたレディイーライは、2、3馬身差の外目で折り合った。レディイーライは抜群の手ごたえで、外から逃げ馬に馬体を併ると、叩き合いの末競り落として優勝を果たした。3着にはシーカリシ。レースに激しさはあまりなく、前哨戦らしい雰囲気だったが、勝ちタイムは2分を切っており、例年よりも速い。
■英チャンピオンズフィリーズ&メアズS(G1)
離れた2番手につけていたジャーニーが、残り100mで先頭に並びかけると一気に後続を突き放して4馬身差の快勝となったレース。1番人気に支持されたセブンスヘブンは、中団よりやや後ろのインコースで脚を溜めていた。最後の直線はジリジリと伸びてはいたものの、5着に終わった。明確な敗因は不明だ。セブンスヘブンよりもやや後ろに位置し、最後の直線も外に行き3着に入ったクイーンズトラストの方が、強い内容だったと言える。
■札幌記念(G2)
ヌーヴォレコルトは1枠スタートから経済コースを通って立ち回ったが、勝負どころでの反応は少し悪かった。それでも失速はせずにジリジリと伸びて4着。勝ち馬は伏兵馬でも、2着はモーリス。3着レインボーラインは次走菊花賞で3着に好走しており、G2としてはレベルは高い。昨年の香港Cではエイシンヒカリとは1馬身差の2着。同馬がこのレースで受けた国際レーティングで123であり、本馬も高いレベルにあると言える。