【香港国際競走】香港スプリントの有力海外騎手・調教師はコチラ!
2016年12月05日 21:40
一昨年の香港スプリントの勝ち馬エアロヴェロシティを管理するポール・オサリバン調教師は、ニュージーランド出身で、若き日より父デイヴの下で厩務員やアシスタント、さらに共同経営の調教師として活動してきた。共同経営期間に10回父の勇退後に 1度ニュージーランドのリーディングタイトルを獲得している。1989年に管理馬ホーリックスでジャパンカップを勝利。2004~05シーズンより香港で開業、2006~07シーズンにはヴァイタルキングで香港ダービーを勝利した。一時は厩舎解散の危機に陥るまで成績が低迷するが、再び復活し、昨シーズンもリーディング5位の成績を残した。
エアロヴェロシティに騎乗するザカリー・パートン騎手は、オーストラリア出身で、2000年にデビュー。2002~03年シーズンには見習騎手の身でクイーンズランド州のリーディングを獲得。2005~06年シーズンからシドニーに拠点を移すと、2シーズン連続で同地区のリーディング2位となった。2007~08シーズンより香港で騎乗を開始。早くから上位に食い込み、2013~14シーズンにはD.ホワイト騎手が13シーズン保持していたリーディングタイトルを獲得する。また、2012年にはリトルブリッジとのコンビで、ロイヤルアスコットのキングズスタンドステークスを勝利した。
昨年の勝ち馬ペニアフォビアを管理するアンソニー・クルーズ調教師は、72年に香港ジョッキークラブの騎手アカデミー第1期生として騎手デビューし、1996年に引退するまで6回リーディングジョッキーのほか、D.ホワイト騎手に破られるまでの香港における最多勝利数の記録も打ち立てた。香港スプリントは過去に昨年のほか、サイレントウィットネスでの2回を含めて、3度も勝利している。
ペニアフォビアに騎乗するシルベスタ・デソウサ騎手は、ブラジル出身で、サンパウロの見習いチャンピオンとなったのちに、ヨーロッパに拠点を移し、アイルランドのダーモット・ウェルド調教師、イギリスのダンディ・ニコルス調教師、マーク・ジョンストン調教師らに師事した。徐々に頭角を現すと、2012年から14年までゴドルフィンの専属騎手として迎えられ、2014年のアフリカンストーリーでドバイワールドカップなどの勝利を収めた。
ラッキーバブルスを管理するフランシス・ロイ調教師は、香港出身で香港の騎手アカデミー卒業後、1975年から8シーズン騎手として香港で活躍。引退後はトニー・チャン厩舎のアシスタントを経て、1996~97シーズンからライセンスを取得して開業した。2001年にG3シャティントロフィーをシャンクシフォーチュンで勝ち重賞初勝利。また、2005~06シーズンの香港ダービートライアルをハロープリティーで勝利している。以来、大きなタイトルはないものの、2015年12月に開業通算500勝を達成した中堅調教師だ。
ラッキーバブルスに騎乗のブレット・プレブル騎手は、オーストラリア出身で、見習い騎手だった95年当時にシドニーカップを勝利し初G1を獲得すると同時に、見習リーディングを獲得。1999~2000から2シーズン連続でメルボルン地区のリーディング騎手にもなった。香港には2004~05シーズンからフル参戦。2005~06年から6シーズン連続で香港リーディング2位など、長い期間上位を維持し続けている。香港スプリントは2006年のアブソリュートチャンピオン、2009年のセイクリッドキングダム、2011年のラッキーナインで3勝を挙げている。
最後に昨シーズンのシャティン芝1200mの騎手勝利数ランキングを掲示しておく。