近4年は日本馬が活躍! ドバイSC過去7年の傾向

2017年03月22日 22:23

 表1は性齢別成績。表の一番下部の牝馬が一昨年のドルニヤら3勝をあげており、勝率・連対率・複勝率いずれもトップだ。日本馬もブエナビスタが10年に2着、ジェンティルドンナが13年2着・14年1着と活躍している。少数ではあるが、牝馬が出走してきたら注目しておきたい。

 牡馬では連対率では5歳、複勝率では6歳馬が最も高かった。なお、セン馬は12年シリュスデゼーグルの1勝のみで、連対率・複勝率は低い。

 表2は出走馬の国別3着以内数。フランス調教馬は12年シリュスデゼーグル、一昨年のドルニヤの2勝。イギリス調教馬は10年ダーレミ、昨年のポストポンドと同じく2勝をあげている。連対数ではフランスが4回と上回るものの、3着以内数はイギリスが6回と多い。

 3着以内数でイギリスと並ぶのが日本馬。昨年は2着ドゥラメンテ、3着ラストインパクトが好走しており、【1.3.2.5】で複勝率54.5%と高確率で3着以内に入っている。これら3着以内馬6頭は日本ダービーの勝ち馬、もしくは過去にジャパンカップでの連対経験があった。

 他ではアイルランド調教馬は13年セントニコラスアビー、地元UAE勢は11年リワイルディングがそれぞれ勝利している。

 表3は前走レース別3着以内数。表の上部は外国馬、下部は日本馬と別に掲載している。外国馬のステップレースはさまざまだが、BCターフ組が10年ダーレミ、13年セントニコラスアビーと2勝をあげている。

 他ではフランスの連対馬4頭がメイダンホテル賞、ダルシャーン賞と地元の一般戦を使っていた点は注意しておきたい。ドバイシティオブゴールド組からは昨年のポストポンド、英セントレジャー組からは11年リワイルディングが勝利している。

 日本馬では京都記念組・中山記念組と当該年のG2から複数頭の好走馬が出ている。前年のジャパンC組、有馬記念組からは勝ち馬が出ていない。

 表4は馬番別成績。内目の1~5番は一昨年2番で勝利したドルニヤの1勝のみ。馬番6番より外の馬で6勝をあげているのは頭に入れておきたい。

 特に馬番6~10番の馬は昨年7番で勝利したポストポンドが該当し、毎年1頭は好走している。連対率・複勝率ともにトップでチェックしておきたい。

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