【ターフ:傾向】前走中山記念組のヴィブロス、連覇の可能性は十分!
2018年03月28日 13:50
一昨年リアルスティール、昨年ヴィブロスと近2年日本馬が連勝しているドバイターフ。現在のメイダン競馬場で行われるようになった2010年以降の近7年のデータから過去の傾向を探っていく。
表1は年齢別成績。牡馬の中では6歳馬が12年シティスケープら2勝をあげ、連対率・複勝率28.6%でトップ。4歳牡馬は一昨年のリアルスティール、5歳牡馬は14年ジャスタウェイがそれぞれ勝利している。
出走数が多いセン馬は15年ソロウら2勝も連対率は低く、3着が4回と多い。なお、牝馬は昨年のヴィブロスら2勝をあげ、複勝率33.3%で全体トップだ。
表2は出走馬の国別3着以内数。日本馬が14年ジャスタウェイ、一昨年のリアルスティール、昨年のヴィブロスと最多の3勝をあげている。過去8年で6頭出走し、勝率50%と勝ち切る傾向が強い。イギリス調教馬が12年シティスケープら2勝をあげ、3着以内数は7回と最も多い。昨年はリブチェスターが3着と好走し、近4年で1頭ずつ3着以内に入っている。
地元のUAE勢は13年サッジャーら2勝、フランス調教馬は15年ソロウが勝利している。
勝ち星こそないが、南アフリカ勢は2着5回と多い。近3年は3着以内に入っていないが、チェックしておいた方が良いだろう。
表3は前走レース別3着以内数。中山記念組が最多の3勝で、日本馬の勝ち馬はすべてこの組から出ている。前哨戦のジェベルハッタ組が13年サッジャーら2勝をあげ、3着以内数8回と最も多い。
また、モンジュー賞組は15年ソロウ、香港マイル組は12年シティスケープ、アルマクトゥームCR3組は10年アルマシェリが勝利している。
なお、過去8年の3着以内馬24頭のうち、前走4着以下だったのは10年1着アルマシェリ(前走6着)と昨年1着のヴィブロス(前走5着)の2頭のみ。他の22頭は前走で3着以内に入っており、前走3着以内馬を中心に狙った方が良いだろう。
表4はゲート番別成績。内中外どのゲート番からも勝ち馬が出ているが、勝率・連対率・複勝率いずれも6~10番に入った馬が最も高い。昨年もヴィブロスがゲート番9番で勝利している。
なお、ゲート11番から外の馬は一昨年のリアルスティールら2勝も、連対率・複勝率は最も低かった。