【ドバイGシャヒーン】レース傾向:昨年はアメリカ調教馬が上位独占!

2019年03月28日 15:00

 メイダン競馬場のダート1200mで行われるドバイゴールデンシャヒーン。現在のダート開催に変更された2015年以降の近4年のデータから過去の傾向を探っていく。

 表1は近4年の上位3着以内馬の調教国。15年は2、3着に香港勢が好走したものの、16年、17年はアメリカ勢とUAE勢が上位を占めた。そして、昨年はマインドユアビスケッツが連覇を達成し、上位3着までをアメリカ調教馬が独占した。

 勝ち馬にかぎっても、アメリカ勢が3勝とダート大国の強さを見せている。UAE勢は16年ムアラブが優勝。強力アメリカ勢に地元UAE勢がどう食い込むか、という構図となっている。

 表2は年齢別成績。ゴールデンシャヒーンはセン馬の出走が多く、その中でもセン馬7歳は16年ムアラブが勝利し、複勝率36.4%と高い。セン馬6歳は昨年2、3着が該当しており、複勝率37.5%と優秀だ。

 また、セン馬4歳も一昨年2着のコミカスら2着2回で、連対率100%と好相性を誇っている。

 牡馬では4歳馬、5歳馬が一昨年、昨年連覇のマインドユアビスケッツ、6歳馬は15年シークレットサークルがそれぞれ勝利。牡馬は少数ながら3勝と勝ち切る傾向が強い

 表3は3着以内馬の前走レース成績。16年、17年はUAEのマハブアルシマール組が3着以内に入っていたが、昨年は上位3着以内馬がすべて前走アメリカのレースを使われていた。今年はUAE・マハブアルシマール組の巻き返しがあるか注目だ。

 なお、近4年の3着以内馬12頭中10頭が前走で連対を果たしており、大敗から巻き返したのは15年3着リッチタペストリーのみ。前走連対馬はぜひチェックしておきたい。

 表4は近4年のゲート番別成績。16年ムアラブら5~8番に入った馬が2勝しているが、連対率・複勝率は最も低い。

 連対率では外目の9番以降に入った馬が最も高く、内目の1~4番の馬は昨年の1、2着が該当しており、複勝率トップだ。