ジャーニーが末脚爆発、フィリーズ&メアズSで昨年の雪辱
2016年10月16日 10:32
ブリティッシュ・チャンピオンズ・デー(現地15日)の牝馬限定G1フィリーズ&メアズS(12ハロン)は、単勝2番人気のジャーニーが残り1ハロンから末脚を爆発。4馬身抜け出して圧勝し、昨年2着の雪辱を果たした。前走で引退説もあったスピーディーボーディングが2着争いを制し、クビ差の3着にクイーンズトラストが入線。圧倒的1番人気のセブンスヘヴンは、同じエイダン・オブライエン厩舎のプリティパーフェクトにも短頭差及ばず5着に終わった。
レースは残り2ハロンでプリティパーフェクトが3馬身近いリード。これを2番手で射程圏に入れたジャーニーは抜群の手応えで接近すると、残り1ハロン手前でランフランコ・デットーリ騎手がゴーサインを送り、矢のような伸びで後続を一方的に突き放した。
圧倒的な走りにデットーリ騎手は「ずっといい走りをしきてきたし、彼女はG1ホースにふさわしいよ。今日は信じられないくらい脚の回転が速くて、ローラースケートを履いているみたいだった」と上機嫌。ジョン・ゴスデン調教師は「フランキーにはじっくり構えて、彼女の気分に任せるよう言っておいたんだ。見事なものだったね」と名手に敬意を表し、「彼女は自分のことは自分で決めるんだ。すごく頑固で、才能は飛び抜けている。ちょっとした化け物だね」と愛馬の能力を絶賛していた。