短距離G1を2勝のリマートがBCマイルへ、女王テピンに挑戦

2016年10月25日 09:28

 7ハロン以下の短距離レースを主戦場としてきた名スプリンターのリマートが、11月に米サンタアニタで行われるブリーダーズカップでは適距離のターフスプリントではなく、マイルに出走して女王テピンに挑戦することが分かった。


 タグラ産駒のリマートはヘンリー・キャンディ調教師の下で活躍し、4歳となった今年は7月に6ハロンのジュライカップ、今月2日には7ハロンのフォレ賞とG1を2勝した。ただし今季初戦だった5月のマイルG1ロッキンジSでは4着に敗れている。ちなみにマイル戦はこれが唯一の経験だ。

 それでもキャンディ師は、「BCではマイルにしかエントリーしないことに決めた。(サンタアニタの)スプリントコースを私は好きじゃないんだ。リマートならマイルもこなせると思う」とコメント。「調子はいいし、29日には米国へ向かう予定だ」と続けた。ただし同師は「問題はただひとつ。対戦相手だけ」と、テピンを負かすことが容易ではないことは認めている。