現地29日にメルボルンカップの枠順抽選会が行われ、昨年は大外に近い23番ゲートから5着に健闘したビッグオレンジは7番の好枠を引き当てた。

　マイケル・ベル調教師は「非常にうれしいね。去年より明らかにいい枠だし、馬も12か月前より状態が良好に思える。去年が外枠から好走したことを思えば、内枠なら前向きになれるし、レースが凄く楽しみだよ」とご機嫌。「今日は速い感じだったから、ひと雨欲しいところだけど」と馬場には注文をつけた。

　一方、イボア・ハンデキャップの覇者ハートブレークシティーは23番ゲート、愛セントレジャーを制したウィックローブレーブは24番ゲートと大外を引いた。ウィックローブレーブのウィリアム・マリンズ調教師は「これはないね……どうしようもないよ」と意気消沈。「彼はカントリー・ハードルを大外から完勝したことがあるから、その再現を期待するよ。理想的なゲート番ではないけど、馬の仕上がりは凄くいいから、前向きに集中していくさ」と気を取り直していた。