メニークラウズに悲劇、シスルクラックとの激闘制すも急死
2017年01月29日 11:33
現地28日、チェルトナム競馬場でG2コッツウォルド・チェイス(3マイル1-1/2ハロン)が行われ、2015年のグランドナショナルを制したメニークラウズが、1番人気のシスルクラックと一進一退の叩き合いを展開。3番手以下を17馬身余り離す一騎打ちを演じた末にアタマ差で優勝したものの、入線後に馬場に崩れ落ち、そのまま息を引き取った。
歓喜のゴールから一転、悲劇に見舞われたO.シャーウッド調教師は「彼は一生懸命な馬といつも言っていたんだ。そして今日もベストを尽くし、命を落とした。残り50ヤードで差し返したし、勝ちたかったんだね。競馬の世界に32年いるけど、こんな馬にはそうそう出会えるものではない。生涯最高の馬だった」と愛馬を悼み、「我々は前を向く。振り返ったりはしない。今、ひとつ望むことは、シスルクラックがゴールドカップを勝つことだ」と、死闘を演じたライバルにエールを贈った。
なお、ヴェゼレイが競走中止。カイルモアラフは大きく離され最下位(完走5頭)に終わっている。