転厩初戦を飾ったシムリック、G2ザビールマイルで重賞初制覇なるか

2017年02月16日 10:19

 名門J.ゴスデン厩舎からC.アップルビー厩舎へ移籍し、2週前にメイダン競馬場のハンデキャップ戦で転厩初戦を勝った4歳馬シムリックが、現地16日のG2ザビールマイル(芝1600m)で重賞初制覇を狙う。

 およそ半年ぶりの実戦となった前走について「転厩初戦としては凄く満足しているよ。仕上がり良く送り出せたと思うし」と振り返るアップルビー師は、「彼は2歳時にG1(ジャンリュックラガルデール賞)で2着があるし、当時のレベルにあれば互角に戦えると思う」と自信を口にした。

 ザビールマイルには前走でG2アルラシディヤ2着のライトザライツ、昨年はアスコットのG3パビリオンステークス勝ちなど重賞で複数の入着があるギフテッドマスターなども出走を予定している。

 同じくシムリックの僚馬フラッシュファイアも1月19日のG2アルファヒディフォート(芝1400m)2着など、今季のメイダンで1400mを3戦して1勝、2着2回と好走を続けているが、今回の相手は手強い。それでも、アップルビー師は「ドバイでは自分のレースをできているね。彼にはメイダンのマイルも合っているのではないかな。状態もいいし、今回が場違いということはないよ」と期待を込めた。