ドバイシティーオブゴールド、ポストポンドはまさかの2着

2017年03月05日 10:30

 ドバイシーマクラシックの前哨戦ドバイシティーオブゴールド(G2、芝2410m)がメイダン競馬場で行われ、欧州の強豪ポストポンドが連覇を狙って出走。しかし、直線で包まれて追い出しが遅れ、まさかの2着に敗れる波乱の決着となった。

 クビ差で金星をあげたのはゴドルフィンのプライズマネーで、ポストポンドから3/4馬身差の3着もゴドルフィンのエモーションレスだった。

 大外枠から発走のポストポンドは向正面で馬群の中に潜り込み、ロスを最小限に防ぐことはできたが、凱旋門賞以来の実戦ということもあり道中は力みが目立った。そのまま馬群の中から直線に向かったものの、追い出しのタイミングでメモリアルデイ(6着)らゴドルフィンの3頭に囲まれ、外からプライズマネーに先んじられる。内ラチ沿いに進路を見つけた後も外からエモーションレスにプレッシャーをかけられて弾け切れず、プライズマネーを逆転できなかった。

 思わぬ敗戦を喫したポストポンドのR.ヴェリアン調教師は「ゴチャついたし、5か月ぶりのレースで彼の走りも少し錆びついていたかな。去年、このレースを勝った時のような鋭さがなかった」とレースを振り返ると、「負けたことには失望している。でも、士気は落ちてないよ。今夜の舞台は彼のものにならなかったけど、3週間後にはね」と巻き返しを誓った。