アウォーディー&ラニ、兄弟で併せ馬
2017年03月22日 19:07
兄弟揃ってドバイワールドCへ挑戦するアウォーディーとラニが最終追い切りで併せ馬を行った。道中はアウォーディーが若干先行する形でスタート。5ハロンから共にスピードを上げていき、3ハロンからさらに加速。アウォーディーはラスト3ハロンを35秒4、ラストが11秒8でフィニッシュ。遅れること2馬身後方からラニがラスト3ハロン35秒8、ラスト1ハロンを12秒2でまとめた。共に動きも軽快で力を出せる状態にある。
(松永幹夫調教師のコメント)
2頭共に予定通りの良い動き。ラニの前走は走りのリズムも悪く、思った走りができませんでしたが、1回使って身体が絞まってきました。昨年は日本で使った後に来て、こちらでも直ぐにレースへ向かえる良い状態でしたが、今回もそれに近い感じになっています。
アウォーディーは手綱を取ったジョッキーも良かったと言ってくれているように好調です。この馬は休み明けでも力を出せるし、速い時計でも道悪でもどんな条件にも対応できます。レースで気を抜くこともありますが、今回は早い馬が前にいるので、そういう方が走りやすいでしょう。
(武豊騎手のコメント)
今年、初めて乗りましたが良い動きでした。普段の調教では目立った動きはありませんが、良い意味でイメージチェンジができた調教だったと思います。今日は走りたがっていた感じも分かりましたし、ここのダートも上手にこなしていました。ドバイの砂も問題ありません。昨年のチャンピオンズC、東京大賞典では馬がおとなしくなった感もありましたが、今は活気があって非常に良い状態。ワールドカップにはアロゲートという世界一の馬が出てきますが、そんな馬と一緒に走れるだけでもワクワクしますね。ハードルは高いですが(アロゲートを)負かせば大きいし、楽しみです。