【クイーンエリザベス2世C】またもモレイラ騎手の神業炸裂! ネオリアリズムが快勝!

2017年04月30日 18:03

 香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世カップ(芝2000m)は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えた日本のネオリアリズムが、序盤の中団から中間点を過ぎて一気に先頭を奪い、そのまま押し切って快勝。2度目の香港遠征を実らせ、見事にG1初制覇を飾った。走破時計は2分04秒59(GOOD TO FIRM)。

 クビ差の2着に香港ダービー2着のパキスタンスターが続き、連覇を狙ったワーザーはネオリアリズムから1/2馬身差の3着に敗れた。

 確たる逃げ馬不在の中で豪州のザユナイテッドステイツがハナを切り、序盤の800m通過は54秒80という超スローペース。ネオリアリズムはやや行き脚がつかずに6番手の位置取りとなったが、向正面で一気に先頭に進出するとコーナーで後続を引きつけ、直線ではワーザーやパキスタンスター、ブレイジングスピードの追撃を一杯に振り切った。

 モレイラ騎手は前年12月の香港ヴァーズ(サトノクラウン)、今年3月のドバイターフ(ヴィブロス)に続き、日本調教馬による海外G1制覇の立役者となった。