ネオリアリズムの「学習能力に助けられました」と堀師

2017年04月30日 19:00

 香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世カップ(芝2000m)は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えた日本のネオリアリズムが、序盤の中団から中間点を過ぎて一気に先頭を奪い、そのまま押し切って快勝。2度目の香港遠征を実らせ、見事にG1初制覇を飾った。走破時計は2分04秒59(GOOD TO FIRM)。

・堀宣行調教師 コメント

──12月に続く2回目の香港遠征でネオリアリズムが結果を出したことについて

堀調教師:前回はコンディショニングに苦労して、なかなかこの馬の能力を出せなかったので、今回は2回目ということで馬の学習能力に助けられました。前回よりもいい状態でレースに出走させることができて、そういった意味では良いレースをお見せできてよかったと思います。

──レース前に戦術についてジョッキーと話したか

堀調教師:調教でこの馬にまたがってもらっていましたので、それも合わせて過去のレースも見て、この馬の特徴をつかんでもらいました。レースもその時の状況で違うので、いくつかのパターンを話しました。一番いいパターンのレース展開とは少し違っていましたが、そこはジョッキーがこの馬を信頼して乗ってくれて、うまい騎乗をしてくれました。

──次走について

堀調教師:日本に帰って馬の状態をしっかり把握して、その上で次のレースの選択をしたいです。日本だけでなく、色々な選択肢を入れたいです。