【ベルモントS】エピカリスがレース当日に無念の出走取消
2017年06月10日 23:15
現地10日、同日にベルモントパーク競馬場で行われる米G1ベルモントステークスに出走予定のエピカリスが、右前肢の跛行のため出走取消となった。
エピカリスは追い切りを行った7日午後に右前肢の歩様に違和感が見られ、消炎剤を投与するなどレース出走に向けて懸命に治療を施していたが、残念ながら米クラシック出走は叶わなかった。
同馬を管理する萩原清調教師は「前脚の炎症は決して深刻な問題ではなく、ほぼ出走できる状態でしたが時間が足りませんでした。出走に向けて厩舎チームはベストを尽くしてくれました。ファンの皆様には大変申し訳ございませんが、本日出走できないという事実に向き合わないといけません。厩舎スタッフや現地の獣医師など精一杯努力してくれたことに大変感謝しています。帰国後はできる限り早くファンの皆様に元気な姿を競馬場でお見せできればと思います」と、JRAからコメントを出した。
また、レースを統括するNYRAのマーティン・パンザ副理事は、「ここ2日ほどは状態が良かったが、今日は獣医が『走れる状態にない』と判断した。症状は軽微で、おそらく明日や明後日には回復するだろうが、今日は100%無理でした。我々としても非常に残念で、多くのファンにレースで走る姿を見てほしかったです」と語っている。