エネイブルのキングジョージ出走が決定的、デットーリ騎手はダイエットの苦行へ

2017年07月27日 11:35

 今年の英愛オークスW制覇を成し遂げたエネイブル。現地29日にアスコット競馬場で行われるG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(芝12ハロン)に出走することが確実な情勢となり、主戦を務めるL.デットーリ騎手が対応に追われている。

 デットーリ騎手は火曜日(25日)にエネイブルの調教をつけて状態を確認済みだが、自身は落馬による肩の負傷から騎乗再開後、通常の乗り鞍をこなすまでには至っていない。そのうえ、キングジョージでのエネイブルは、デットーリ騎手が騎乗可能な最小体重に迫る約54kgの斤量となる。

「物理療法士から完治を認められて良かった。ジムでトレーニングは続けているし、週末が待ち切れないね」というデットーリ騎手だが、課題の克服に向けては「8ストーン7ポンド(約54kg)はギリギリだから、体重を絞っていく必要がある。目下、ダイエットが悩ましいところだね。白身魚と野菜と水、ゾっとするよ」と苦闘中だ。

 なお、気になる本番での相手関係については「王者として君臨しているハイランドリールとエクリプスステークスを勝ったユリシーズは言うまでもないね。最大の脅威はハイランドリールで、アスコットでの前走(プリンスオブウェールズステークス)が凄く良かったし、距離も問題ないから」と前年の覇者を筆頭に挙げた。