リッチモンドSの覇者バラケロ、G1モルニー賞を視野も今後は流動的

2017年08月10日 11:53

 現地3日の2歳G2リッチモンドステークスを制したバラケロの次走について、同馬を管理するB.ミーハン調教師はG1モルニー賞へ前向きな意思がある一方で、適性を考慮しながらレース選択していく考えを示した。

「モルニー賞へ行くかまだ分からない。オーナーたちの決定を週末まで待たないとね」というミーハン師は、「本当はモルニー賞へ行きたいのだけど、将来性のある馬だから、彼に時間をあげて回復させたい」とあくまで馬優先の方針。

 また、バラケロの今後について「彼は来年、コモンウェルスカップへ行くことになると思うが、もう少し長い距離もこなせるとは思う。私は彼が7ハロンの馬になるだろうと直感したし、1マイルの馬にならないという理由もないからね。コモンウェルスCのおかげで春にマイル路線を進まずに済むのは素晴らしいよ」と将来的な可能性に含みを持たせながら、適性重視で育成していく考えを明かしている。