G1メイトロンS、ウィンターが僚馬ハイドレンジアに不覚

2017年09月10日 13:10

 今年の英愛1000ギニーを制すなどG1を4連勝中のウィンターが、現地9日にレパーズタウン競馬場で行われた愛G1メイトロンステークス(3歳以上牝馬、芝8ハロン)に出走。3番手追走から直線で抜け出しを図るも、2番手からしぶとく脚を伸ばした僚馬ハイドレンジアに差し返され、アタマ差でまさかの黒星を喫した。

 さらに3/4馬身差の3着には3番人気のパースウェイシブが入線し、2番人気のケマーは後方から末脚不発で5着に終わった。

 G1初制覇となったハイドレンジアにA.オブライエン調教師は「馬にもウェイン(ローダン騎手)にも良かったよ。彼女はずっとウィンターの調教相手をしているから、ウィンターが“ハイドレンジア、今日はあなたの番よ!”とでも言ったのではないかな」と直線の攻防を振り返るとともに、「彼女(ウィンター)は少し太め残りだったが、走っておく必要があったんだ」と敗因に言及した。

 また、両馬の次戦について「勝者(ハイドレンジア)はもっと距離を延ばそうと思う。オペラ賞へ向かうかもしれない。ウィンターは凱旋門賞とオペラ賞に登録してある」とフランス遠征を示唆している。