ゲイローチョップが完全復活、ラドブロークスSで2度目のG1制覇

2017年10月15日 12:10

 現地14日、コーフィールド競馬場で行われたG1ラドブロークスステークス(3歳以上、芝2000m)は、単勝3番人気のゲイローチョップが好位から中間点を前に先頭に立ち、そのまま逃げ切り。2年ぶり2度目のG1制覇を飾った。

 0.2馬身差の2着にアイルランドからA.オブライエン調教師が送り込んだヨハネスフェルメール、さらに2.5馬身差の3着には昨季のオーストラリアンダービー馬ジョンスノーが入線し、2番人気に推されたハートネルは直線での不利もあり9着に沈んだ。

 フランスでデビューしたゲイローチョップは、2015年5月のG1イスパーン賞でソロウの2着など活躍し、同年10月には豪遠征してマッキノンステークスでG1初制覇。しかし、2016年のドバイシーマクラシック後に豪州へ移籍するも、今年の8月まで長期離脱を余儀なくされた。復帰後は2戦目で準重賞を勝ち、3戦目にG1マカイビーディーヴァステークス4着、4戦目にG1アンダーウッドステークス3着と前進し、5戦目の今回で完全復活を果たした。

 ゲイローチョップを管理するD.ウィアー調教師は「彼は間違いなく勝利に値する。無事なら今度はコックスプレートへ向かうことになると思うけど、ウィンクスが先週走った感じからすると、2着の賞金を視野に入れるべきかな」と現役世界2位の最強女王にはお手上げの様子だった。