約3年ぶり実戦のトーストオブニューヨークが復活V、今後はペガサスWCへ直行も

2017年12月07日 13:20

 現地6日に行われたリングフィールド競馬場の一般戦(オールウェザー10ハロン)で、一度は種牡馬入りしたトーストオブニューヨークが、L.デットーリ騎手を背にして3年1か月ぶりとなる実戦復帰。2着馬に1馬身差をつけて快勝し、鮮やかに復活を果たした。

 トーストオブニューヨークは2014年にG2 UAEダービー優勝、G1ブリーダーズカップクラシック2着など活躍し、その後にアルシャカブレーシングが購入。しかし、2015年のドバイワールドカップを目指して調整中に腱の負傷により引退し、一度はカタールで種牡馬入りしていた。

 トーストオブニューヨークを管理するJ.オズボーン調教師は、1130日ぶりの復帰戦勝利に「心の底からほっとしているよ。これほど休んでいた馬を復帰させるのは未知の領域だったからね」と切り出すと、「負かした馬はレーティング100以上だし、悪くない相手関係だった。すごく太って見えたけど、実際にはサンタアニタ(休養前のBCクラシック)より5kg重いだけで、年齢なりの体形変化ということだね。我々としてはもう少し彼を良化させられるし、(翌)朝に元気で脚元の状態も問題なければ、今後のプランを立てようと思う」コメント。

 年明け1月27日のG1ペガサスワールドカップや3月のG1ドバイワールドカップ、聖金曜日(3月30日)にリングフィールド競馬場で開催されるオールウェザー・チャンピオンシップス・ファイナルズデーなどの選択肢が取り沙汰されていることについて、オズボーン師は関係者との調整が必要で決断も難しいとしながら「もしペガサス(WC)路線に乗せるとなれば、その前に1走するつもりはない」と直行を示唆した。