グロンコウスキーらが一斉に転厩、ノセダ師は「ショックで驚き」

2018年05月10日 11:30

 J.ノセダ調教師の元で今年のケンタッキーダービー出走を目指すも感染症により断念し、ベルモントステークスへ目標を切り替えたばかりのグロンコウスキーが、今度は転厩することになった。

 グロンコウスキーは年明けからオールウェザー戦を3連勝するなどしてケンタッキーダービーへの欧州代表権を獲得。NFLニューイングランド・ペイトリオッツのスター選手にちなんだ名前も相まって話題を集めたが、感染症によってダービー挑戦の夢を断たれていた。

 期待馬の転厩を受け、ノセダ師は「フェニックス(サラブレッズ社)所有の馬たちはシャルフリート(ノセダ師の厩舎)を去った。彼らの決定にショックを受け、驚いている。決定に関しては何も言いようがない」と自身のツイッターに落胆した様子を綴っている。

 なお、この件については米競馬メディアの『bloodhorse.com』も8日付けで報じており、フェニックスサラブレッズ社の関係者の「馬のために最善のことをしたかった。(ノセダ師は)ショックと言っているようだが、彼とは転厩についてしばらく話し合ってきた。彼とは長年の友人だし難しい決断だった」というコメントを掲載している。

 また、同社がノセダ師に預託していた馬たちは他厩舎へ移籍し、グロンコウスキーは米東海岸のC.ブラウン調教師の元へ転出。ベルモントSを目指す予定に変更はないという。