エネイブル輩出のオークス前哨戦、マジックワンドが僚馬を引き連れ逃げ切り

2018年05月10日 10:44

 現地9日にチェスター競馬場で行われた英オークストライアルの準重賞チェシャーオークス(3歳牝馬、芝11ハロン75ヤード)は、R.ムーア騎乗の1番人気マジックワンドがフォーエヴァートゥギャザーに3馬身1/2差をつけて逃げ切った。

 1着のマジックワンドと2着のフォーエヴァートゥギャザーはともにA.オブライエン調教師の管理馬で、このレースまで未勝利。マジックワンドは初勝利で英オークスへの道を開いた。

 ムーア騎手は「彼女は道中の眺めを楽しんでいたよ。前方の車をずっと見ていたんだ」とマジックワンドがリラックスしていた様子を明かすと、「前走から大きな一歩になったし、この時期の牝馬は成長途上だから、彼女もきっと良くなるだろうね」とさらなる変わり身に自信を見せていた。

 また、英国クールモア代表は「彼女の今季2戦目でしたが、成長し続けていますね。(愛オークス馬の)チキータの半妹なので距離延長は問題ないでしょうし、エプソム(英オークス)へ幸先が良いですね。あのパフォーマンスなら間違いなく彼女を想定に入れますよ」と英オークス参戦を明言している。