ブレイブスマッシュがジ・エベレストの出走枠確保、昨年3着の雪辱へ前進

2018年06月07日 13:15

 日本から豪州に移籍して活躍中のブレイブスマッシュが、今年も芝レースとして世界最高賞金のジ・エベレスト(10月13日、ランドウィック競馬場)に出走可能となった。

 賞金総額1300万豪ドル(約10億9500万円)を最大12頭によって争うジ・エベレストに出走するためには、1枠当たり60万豪ドル(約5050万円)の出走権利を購入する必要があるが、ブレイブスマッシュを所有するオーストラリアン・ブラッドストックに対して、出走枠を保有するC.ウォーラー調教師が権利を譲渡したもの。ブレイブスマッシュは昨年もジ・エベレストに出走し、優勝したレッドゼルから1馬身差の3着に健闘している。

 女傑ウィンクスも管理するウォーラー師は、自身の公式ツイッターに公開した5日付けの声明文に「非常に幸いにも、我々はジ・エベレストの出走権利を持ち、最高のスプリンターを参加させる機会に恵まれていた。しかしながら、ブレイブスマッシュほどの実力馬が我々の権利を行使する機会があるのならば、決断することに迷いはない」。

「我々には1年少々前にオーストラリアへやってきて、最高のスプリンターたちと競い合っている発展途上の馬がいる。オーストラリアン・ブラッドストックは海外から狙いを定めて馬を輸入している業界のリーダーであり、私は心からの敬意を抱いている」と権利譲渡に至った思いを記している。