ダノンリバティ関係者、ジ・エベレスト出走を目論み秘策明かす

2018年06月14日 11:05

 日本から豪州へ移籍して現地デビューを待つダノンリバティの関係者が、芝レースとして世界最高賞金のジ・エベレスト出走プランを明かした。

 ダノンリバティは現地9日に行われたG1ストラドブロークハンデキャップでの始動を図ったものの、補欠1番手のまま出走機会を得られず流局。豪競馬メディアの『racing.com』が13日に報じたところによると、7月28日のG3ブレッチングリーステークス(芝1200m)が仕切り直しの舞台となり、その内容次第でジ・エベレストの出走権獲得が検討されるかもしれないという。

 ブレッチングリーSには昨年のジ・エベレスト2着馬で、故障明けの前走G1ダーレーグッドウッドで8着に終わったベガマジックも出走を予定。ベガマジック陣営はジ・エベレスト出走に向け、権利保有者へのアピールの場としたい意向があるようだ。

 これに対してダノンリバティを所有するオーストラリアン・ブラッドストックの関係者は「もし我々がベガマジックを一蹴したら、(ジ・エベレストの)出走枠をもらえるのではないかと思っているんです」と、あえて強豪にぶつける狙いに言及。

「ブレイブスマッシュもトーセンスターダムも、日本では1600mや2000mで実績を築いていましたが、我々の調教方法によって、彼らはそれまで我々が所有していた馬たち以上のスプリンターになりました。だから彼が1200mで秀でた馬になっても驚きませんよ」と自信を口にしている。