デットーリ騎手、アルシャカブレーシングとの契約解消

2018年07月03日 11:50

 世界的な名ジョッキーとして知られるL.デットーリ騎手が、アルシャカブレーシングと結んでいた英国内での優先騎乗契約を解消したことが分かった。

 47歳のデットーリ騎手は、長年の契約関係にあったゴドルフィンとたもとを分かった後、2013年6月にアルシャカブレーシングのメインジョッキーに。2016年にガリレオゴールドで英2000ギニーを制すなど数々の大レースでの勝利を挙げてきた。

 しかし最近のアルシャカブレーシングがフランスをベースにし始めたこと、現在の騎乗機会の大半をJ.ゴスデン調教師に供給してもらっていることなどから、デットーリ騎手は同レーシングとの契約を終えるのがベストと判断したようだ。

 デットーリ騎手は「ジョアン殿下(アルシャカブレーシングを率いるカタールの王族)とともに素晴らしい数年間を過ごせた。おかげでゴドルフィンを離れた後でキャリアを再構築できた。オリンピックグローリーやトレヴなどで多くのG1を勝ち、ガリレオゴールドやアルウケアでクラシックも勝った。私たちは共に多くの成功をつかんできたんだ」とコメント。

 その上で「(同レーシングが)フランスに集中するにあたってジョアン殿下と話し合い、英国に十分な馬を回せないことが分かった。でも自分が空いているときは喜んで乗るよ。現時点ではゴスデン厩舎が最優先だけれども、可能な際はアルシャカブレーシングのために騎乗するつもりだ」と続けていた。