​前走で負傷のハリーエンジェル、G1ジュライカップの連覇断念

2018年07月10日 10:33

 昨年の欧州最優秀スプリンターに選出されたハリーエンジェルが、連覇のかかっていた現地14日の英G1ジュライカップを回避することになった。

 昨年のジュライカップなど6ハロンG1を2勝しているハリーエンジェルは、今年初戦の英G2デュークオブヨークステークスを快勝。しかし前走のロイヤルアスコットでの英G1ダイアモンドジュビリーステークスではゲート内での負傷も響いて11着に大敗していた。

 C.コックス調教師は裂傷の回復は順調だと話していたが、9日になってジュライカップには間に合わないことを認めた。同師はゴドルフィンのウェブサイトにて「ハリーエンジェルはまだ100%の状態ではないと感じる。準備が整わない。自信が持てるレベルに達していないということだ。ジュライカップを勝つには万全の状態でなければ」と語っている。

 なお今後についてコックス調教師は、「ベストの状態に戻るまでにはまだ時間が必要。9月のスプリントカップ(英G1)が現実的なプランではないかと感じている」と話していた。