超良血2歳馬トゥーダーンホットが出世レースを完勝、デットーリ騎手「世界は彼の思いのまま」

2018年09月02日 10:10

 現地1日、英サンダウン競馬場で2歳G3ソラリオステークス(芝7ハロン)行われ、単勝元返しの圧倒的人気を集めたトゥーダーンホットが、先行勢の背後から残り2ハロン付近でスパート。後続に4馬身差をつけて完勝した。

 2着にアーサーキット、さらに3馬身3/4差の3着にはコンファイディングが続き、2番人気のワタンは6頭立ての5着に終わった。

 トゥーダーンホットはデビュー2連勝で重賞初制覇。父ドバウィ、母は2010年のドバイシーマクラシックで日本のブエナビスタを破るなどG1レース3勝のダーレミ、姉には今年の凱旋門賞戦線でも注目を集めるラーティダーなどを持つ超良血馬で、母と同じ作曲家のL.ウェーバー氏が所有している。

 デビュー戦に続き手綱を取ったL.デットーリ騎手は「彼はむちゃくちゃ熱いね、もう本当に!」と馬名にかけて勝ちっぷりを絶賛。未完成で若さを残していることを強調した上で「彼はG3を楽勝したし、次はビッグレースのはずだよ」「現時点で彼にはたくさんの選択肢があって、冬場をどう過ごすか見なければならないけど、今のところ世界は彼の思いのままさ」と期待の大きさを隠そうとしなかった。