ハーツクライ産駒ヨシダがウッドワードSを快勝、芝&ダートG1制覇の快挙
2018年09月02日 13:00
米G1ウッドワードステークス(3歳以上、ダート9ハロン)が現地1日にサラトガ競馬場で行われ、日本生まれのハーツクライ産駒ヨシダが出走。中団の内ラチ沿いを追走すると第3コーナーから徐々に外へ持ち出され、直線では馬場の中央付近から末脚を炸裂させて2馬身突き抜けた。
2着争いは1番人気のガンナヴェラが9番人気レオフリックにハナ差先着。2番人気のシーキングザソウルは13着に大敗した。
ヨシダは昨年10月のG3ヒルプリンスステークス(芝9ハロン)で重賞初制覇を飾り、それ以来の今季初戦となった5月のG1ターフクラシックステークス(芝9ハロン)も連勝。その後に英ロイヤルアスコット開催に遠征して今回はキャリア初のダート挑戦だったものの、今年のペガサスワールドカップ3着のガンナヴェラや昨年のベルモントステークス馬タップリット(8着)らの強豪を相手に芝G1とのW制覇という快挙を成し遂げた。
米競馬メディアの『bloodhorse.com』によると、ヨシダを管理するW.モット調教師はレース後に「(芝からダートへ変える)間合いを探っていた。ダートの調教でよく動いていたんだ。血統的にダート適性も十分だからね。母親はここでG1バレリーナステークスを勝っているし、父親はサンデーサイレンスの息子だよ」「(前走から)1カ月程度に適当な芝のレースがなかったから“挑戦してみよう”となった」と出走の経緯を明かした。また今後については「ブリーダーズカップクラシックを検討しないとね。1マイル1/4(10ハロン)で勝ったことがないけど、選択肢として考えなければならないだろう」とコメントしている。