レッドゼルがジ・エベレスト連覇! 日本産ブレイブスマッシュは8着

2018年10月14日 05:30

 芝レースとして世界最高賞金(総額1300万豪ドル=約10億4600万円)のジ・エベレスト(重賞未格付け、芝1200m)が現地13日にランドウィック競馬場で行われ、レッドゼルが2着トラピーズアーティストに1.3馬身差をつけて逃げ切り、昨年の第1回から連覇を達成した。

 人気薄のオズボーンブルズが外ラチ沿いから追い込み3着、1番人気のショールズは11着に惨敗。昨年3着の日本産ブレイブスマッシュは中団から手応え良く直線に向いたものの、伸び切れず8着に終わった。

 良馬場の昨年から一転の不良馬場を問題にしなかったレッドゼル。予定していたレースを筋肉痛により回避し、前走のG2プレミアステークスに回って5着に敗れていた。同馬を父子で共同管理するP.スノーデン調教師は「ほっとした。この6週間は厳しかったが、彼をトラックに戻せて良かった。先週になって全てが上向いた。再び父と成し遂げられたことはとても大きなこと」と感無量の様子だった。

 なお、アイルランドから遠征したユーエスネイビーフラッグは9着に敗戦。A.オブライエン調教師は、道悪に出遅れが重なったことを敗因に挙げ、このまま豪州に滞在させてレースに使っていく考えを明かしている。