現地20日のアスコット競馬場で行われたG1英チャンピオンズスプリントステークス（3歳以上、芝6ハロン）は、好スタートからハナを切った3歳馬サンズオブマリが、直後から食い下がる昨季のカルティエ賞最優秀スプリンター・ハリーエンジェルに1馬身差をつけて逃げ切った。

　さらに1馬身1/4差の3着にドンファントライアンファントが続き、1番人気のザティンマンは勝ち馬から5馬身余り後れて7着に完敗。連覇を狙ったリブリサブリーズは11着に沈んだ。

　3歳馬サンズオブマリは5月のG2サンディーレーンステークス以来となる重賞4勝目でG1初制覇。ロイヤルアスコット開催のG1コモンウェルスカップでは1/2馬身差の2着に惜敗していた。

　サンズオブマリのR.フェイヒー調教師は「彼をG1級の馬と思い続けてきたが、このところはさっぱりだったし、なぜなのか解らない。今日はジワっと逃げられて、中盤には余裕を持てたよ」と待望のG1勝ちに安堵した様子だった。