豪州の大種牡馬リダウツチョイスが安楽死 スニッツェルやジオータムサンを輩出

2019年03月27日 14:08

 3度のリーディングサイアーに輝くなど豪州競馬界に多大な貢献を果たした名種牡馬リダウツチョイス(父デインヒル)が、現地26日に繋養先のアローフィールドスタッドで死亡した。23歳だった。同スタッドの公式サイトで明らかにされた情報によると、リダウツチョイスは外傷性の運動機能喪失に陥り、回復の見込みを得られず安楽死の措置が取られたとのこと。

 現役時代のリダウツチョイスは、デビュー勝ちから臨んだ2戦目のブルーダイヤモンドステークス以降、C.F.オーアステークスまでの4勝をG1レースで積み上げ、引退するまでに10戦5勝の成績を残した。

 種牡馬入り後は産駒が3世代目を迎えた2005/06シーズンに総合リーディングを獲得。2009/10シーズンに2度目の総合首位に輝くと、2013/14シーズンには息子のスニッツェルを2位に従え、総合リーディングの上位を親子で占拠する快挙を成し遂げた。産駒にはスニッツェルのほか、2013/14シーズンの豪年度代表馬ランカンルピー、現役でG1レース5勝のジオータムサンなどがおり、日本ではフルーキーが2015年のG3チャレンジカップを勝っている。