T.ベリー騎手がドンカスターマイルへ自信、クルーガーの調教に「驚いた」
2019年04月03日 13:30
豪G1ドンカスターマイル(6日、ランドウィック競馬場)で日本から参戦するクルーガーに騎乗予定のT.ベリー騎手が、現地2日にカンタベリー競馬場で行われた最終追い切りに参加。レーシング・ニューサウスウェールズの公式サイトで、好感触を得た様子が伝えられている。
クルーガーは2日朝に1400mのギャロップとゲート練習を行い、好仕上がりを印象づけた。シドニーで2週間を過ごし、環境にも順応しているようだ。日本からの遠征馬たちにならって豊富なウォーキングからポリトラックで軽く時計を出し、それから芝コースでのギャロップなどをこなした。
ベリー騎手は「驚いたよ。彼の調教ビデオをたくさん見ておいたのだけど、のろのろとしていて、のんびりしているように見えたんだ。でも、調教の動きは凄くシャープだった」と好感触。「直線に入ったら手前を替えて、ゴールまでよく伸びた。それを確認できて何よりだね」と喜びを表現している。
「彼は見た目が美しくて身のこなしも凄くいいし、ドンカスターでも十分にやれるのではないかな。というのも、最強レベルのドンカスターではないと思うから」と相手関係に勝算を求め、「彼はしばらく勝っていないけど、その中でも今回は最も楽なレースだよ」と自信を口にしている。
また、高野友和調教師にクルーガーは中団から末脚勝負タイプであることを聞かされたベリー騎手は「気をつけないないとね。ゲートを出たら少しだけ目を覚まさせるようにしないと」と実戦のイメージを描いていた。