マグナグリーシアが英2000ギニーを完勝、A.オブライエン師は通算10勝目

2019年05月05日 11:45

 英牡馬クラシック第一弾の2000ギニー(3歳牡・牝、芝8ハロン)が現地4日にニューマーケット競馬場で行われ、道中は外ラチ沿いを3頭で進んだ2番人気のマグナグリーシアが、残り1ハロンから2馬身1/2馬身抜け出して完勝した。

 マグナグリーシアの背後から外ラチ沿いを伸びた15番人気の伏兵キングオブチェンジが2着に続き、さらに1馬身3/4差の3着には馬場中央の集団から4番人気タイのスカードゥが入線。1番人気のテンソヴリンズは5着に敗れた。

 マグナグリーシアは昨年10月末のフューチュリティトロフィー以来、約半年ぶりの3歳初戦を白星で飾りG1連勝。通算成績を4戦3勝とした。管理するA.オブライエン調教師は2017年のチャーチルから3連覇で英2000ギニー通算10勝目、息子のD.オブライエン騎手はサクソンウォリアーで制した昨年に続き連覇を達成した。

 オブライエン師は「人気馬たちが反対側にいて、道中は彼だけになってしまったから少し心配だった。でもドナカ(オブライエン騎手)がポジションもリズムも良く巧く乗ってくれたし、言うことなしだね」と息子の騎乗ぶりを称賛。オーナーグループのJ.マグニア氏がマグナグリーシアをマイラーと見ているため、今後は愛2000ギニーとロイヤルアスコット開催を目標とし、テンソヴリンズは短距離路線に回す考えを明かしている。