トゥーダーンホット初黒星、ダンテSは新星テレキャスターが制す
2019年05月17日 12:22
現地16日、英ヨーク競馬場にて英ダービーの重要な前哨戦のひとつであるG2ダンテステークス(3歳、芝10.5ハロン)が行われ、無敗だった昨年の欧州2歳王者トゥーダーンホットが初黒星を喫した。
先行する2頭から離れた4番手で道中を進んだトゥーダーンホットは、最後の直線で内側に進路を取ってスパート。残り1.5ハロンで抜け出したテレキャスターを追っていったんは並びかけたが、最後は再び突き放されて1馬身差の2着に敗れた。
3着は勝ち馬から5馬身差でサーフマン。A.オブライエン厩舎のジャパンがさらに3/4馬身差の4着で続き、2歳時に米G1ブリーダーズカップジュベナイルターフを勝っているラインオブデューティはブービーの7着に沈んだ。
勝ったテレキャスターはH.モリソン厩舎のニューアプローチ産駒。デビュー2戦目だった4月の10ハロン戦を9馬身差で圧勝し、その勢いのままに2歳王者をも下してダービー候補に急浮上してきた。ただし英ダービーのオッズは21倍から6倍にまで下がったものの、本番参戦のためには追加登録が必要になる。
一方、初黒星を喫したトゥーダーンホットのJ.ゴスデン調教師は、次走の選択肢にマイル戦のG1セントジェームズパレスステークスを加えた。「今日のトライアルを見てダービーとセントジェームズパレスSのどちらに行くかと言えば、後者を選ぶだろう。2週間のウォーキングでキレは戻ったが、スタミナに問題があった」と話している。