現地22日の英G2ハードウィックステークスで昨年の英ダービー制覇以来、1年余りの休養から復帰を果たしたマサー陣営が、次戦の目標として7月11日のG2プリンセスオブウェールズステークス（ニューマーケット競馬場、芝12ハロン）を挙げた。

　ハードウィックSのマサーは発馬の際に躓き、騎手が落馬寸前になると同時に隣のナガノゴールドにも接触。前半は立て直しに迫られて流れに乗れず、直線に入って伸びかけたものの5着に終わっている。また、ナガノゴールドは終盤に急追するも勝ち馬を捕らえ切れず、発馬で受けた不利に泣かされる不本意な内容となった。

　マサーのC.アップルビー調教師によると、レース後のマサーは回復良好で獣医の診断も問題ないとのこと。それを受けて「マサーのプランとしては、ニューマーケット競馬場のジュライミーティングのプリンセスオブウェールズへ向かうことになるだろう」と話している。