香港の名伯楽ムーア調教師、来季限りでの引退表明

2019年07月06日 13:15

 香港で最も成功を収めた調教師として知られるJ.ムーア調教師が、来季限りでの引退を表明した。英競馬メディア『Racing Post』が報じている。

 香港ジョッキークラブは調教師の定年を65歳と定めていたが、1985年から現地で開業しているムーア師については5年間の延長を認めていた。ただし70歳での定年については変更しない意向が再確認されたため、ムーア師は70歳となる2020年でキャリアを終えることになる。

 オーストラリア出身のムーア師は香港で通算1675勝を挙げ、リーディングトレーナーに6回輝いている。主な調教馬はエイブルフレンド、デザインズオンローム、ヴィヴァパタカ、ミリタリーアタックなど。近年でも昨年のG1宝塚記念で2着のワーザー、現在のワールドベストレースホースランキングでトップタイのマイル王ビューティージェネレーションなども手掛けている。