10ハロンで連敗のザビールプリンス、ヴェリアン師はマイル戦を模索
2019年07月10日 11:22
5月のイスパーン賞(芝1850m)でG1初制覇を飾ったザビールプリンスについて、同馬を管理するR.ヴェリアン調教師が次戦でマイル戦を模索する考えに言及している。
今季のザビールプリンスは9ハロンのG3アールオブセフトンステークスとイスパーン賞を連勝したものの、その後は10ハロンのG1プリンスオブウェールズステークスで1頭に先着しただけ、続くG1エクリプスステークスでも最下位に沈んだ。
ヴェリアン師はエクリプスSの敗因について、ラチ沿いから出せないまま機を逸した不運に求める一方、最後は脚もなかったと振り返り、起伏のある厳しい10ハロンはこなせないと分析。平坦やアメリカのような10ハロンなら可能性はあると結論づけている。
さらに「彼は9ハロンで勝っているが、ここ2戦は10ハロンだった。彼には最後の100ヤードが余計なのだと思う」と距離の限界に言及。オーナーと相談してからと前置きした上で「彼が走れる9ハロン戦は多くないから、次は10ハロンの代わりに1マイルになりそうだ」と距離短縮の可能性を示唆した。