独G1勝ちのダンステリア、大目標のコックスプレートに向け複数の選択肢

2019年07月31日 11:53

 ドイツのダルマイヤー大賞でG1初制覇を飾ったダンステリアについて、同馬を管理するD.ムニュイジエ調教師が豪G1コックスプレート(10月26日)を大目標に掲げる一方、複数の選択肢が意中にあることを明かした。

 ダンステリアは従来のオーナーにオーストラリアン・ブラッドストックが共同所有として加わり、その勝負服をレースでも着用している。そして、30日朝にはコックスプレートの招待を受諾し、今年の終盤に地球の裏側へ旅する予定であることを確固たるものとしている。

 ムニュイジエ師は「彼をドイツで走らせた後は秋に備えて休ませる予定だった。コックスプレートのためにオーストラリアへ連れていこうと思っているし、2週後のマッキノンステークスにも使うかもしれない」と本線が豪州遠征であることを明言。

 ただ、それに至るルートはまだ決まっておらず、ムニュイジエ師は「9月に愛チャンピオンステークスを使ってから検疫してコックスプレートにするか、直接豪州入りして前哨戦からコックスプレートに向かうか」と2つの選択肢に言及。また、現時点で優先順は低いものの、それとは別に英国に残ったまま、米ブリーダーズカップを目指す可能性があることも示唆している。