オールスターマイルの出走条件が改定、2レースに優先出走権を付与など

2019年08月14日 11:30

 世界最高賞金のマイル戦として創設された豪州のオールスターマイルが、2回目を迎える今季(2019/20シーズン)の出走条件を一部改定することになった。主催者の『レーシングヴィクトリア』ならびに『メルボルンレーシングクラブ』が現地13日に発表した。

 その概要として、賞金500万豪ドル(約3億6200万円)とファン投票で選ばれた10頭に優先出走権が与えられる点に変更はないものの、今季のレースからニュージーランドの在住者もファン投票が可能になる。また、フルゲート14頭から15頭へと出走枠が拡大される。

 そして、新たにG1フューチュリティステークス(2月22日、1400m)とG2ブレーミーステークス(2月29日、1600m)の勝ち馬に優先出走権を付与。それらの勝ち馬がファン投票で選出済みの場合は、その分をワイルドカード枠に充当する。

 さらに、第1回のファン投票対象馬はレーティング70以上としていたが、3歳馬を据え置きとする一方で4歳以上は80以上に引き上げ。それに加え、2019年2月以降に重賞ないしリステッド競走で3着以内の実績があるか、2万豪ドル(約145万円)以上の賞金を獲得していること、あるいは同期間内により多くの3着以内実績を平地レースで築いていることが、2020年1月のノミネート締め切りまでに求められる。

 補欠馬の決定順は2019年2月1日から2020年3月の最終受付までに、1200mから2050mのレースで獲得した賞金により決まる。

 なお、第1回はフレミントン競馬場だったが、第2回はコーフィールド競馬場で3月14日に開催される。