米芝三冠戦のジョッキークラブダービー、スパニッシュミッションが最後方から差し切り

2019年09月08日 13:18

 3歳牡馬を対象とした芝三冠競走"ターフトリニティ"最終戦のジョッキークラブダービー(重賞未格付け、芝12ハロン)が現地7日に米ベルモントパーク競馬場で行われ、発馬で後手を踏み最後方を追走した1番人気のスパニッシュミッションが、前方から抜け出した9番人気のスペインダービー2着馬ペドロカラをゴール寸前でハナ差捕えた。

 一冠目のG1ベルモントダービーを制したヘンリーズジョイ(4番人気)は5着、二冠目のサラトガダービーを勝ったアスレッドオブブルー(3番人気)は4着に終わり、2番人気のデジタルエイジは後方から2番手の8着に沈んだ。

 ジョッキークラブダービーは新設のため重賞の格付けはないが、総額100万ドル(約1億700万円)で賞金規模はG1レース並み。スパニッシュミッションは1着賞金53万5000ドル(約5700万円)を獲得し、ブリーダーズカップターフの優先出走権も与えられた。

 スパニッシュミッションはフランケルの全弟ノーブルミッション産駒で、D.シムコック調教師が管理する英国調教馬。7月のG3バーレーントロフィーで重賞初制覇を飾り、前走はG3ゴードンステークスで3着だった。