【香港カップ】ウインブライトが春のQE2Cとダブル制覇! レースレコードを更新

2019年12月08日 18:20

 シャティン競馬場で現地8日に行われたG1香港カップ(3歳以上、芝2000m)は、日本から単騎参戦の1番人気ウインブライトが好位で並走したマジックワンド(3番人気)との接戦を短アタマ差しのいで優勝。春のクイーンエリザベス2世カップでコースレコードをマークした同馬は、同舞台の香港Cでもレースレコードの2分00秒52(GOOD)を記録してダブル制覇を果たした。

 ウインブライトから1/2馬身の3着に4番人気ライズハイが続き、さらに1馬身1/4差で2番人気のフローレが入線した。

 スタートで立ち遅れたウインブライトだが、松岡正海騎手の気合いづけでポジションを挽回。逃げたタイムワープ、2番手に控えたグロリアスフォーエバーを追い掛けて向正面に入った。差なく4番手にマジックワンド、さらにライズハイ、フローレの順に続き、最後方のダークドリームまで7馬身ほどの隊列。第3コーナーではマジックワンドが内からウインブライトに並んだ。

 ウインブライトは第4コーナーでグロリアスフォーエバーの外から進出。各馬がラストスパートに入ると、さらに外から併せにきたライズハイに脅かされたが、そこから根性を発揮してライズハイを突き放す一方、粘るグロリアスフォーエバーもかわして残り150mから先頭に立つ。しかし、今度はウインブライトとグロリアスフォーエバーの間で捌きに手間取っていたマジックワンドが猛追。内から一完歩ずつ詰め寄られ、いっぱいにしのいだ所がゴールだった。

※人気は日本発売分