マキシマムセキュリティ、ペガサスWC賞金減額でサウジカップ出走も
2019年12月16日 11:20
今月7日のシガーマイルハンデキャップなど米G1を3勝している3歳馬マキシマムセキュリティ陣営は現地15日、この日に発表された来年1月25日の米G1ペガサスワールドカップの賞金減額を受け、同レースへの出走に難色を示した。
今年のペガサスWCは総賞金900万ドル(約9億8000万円)だったが、来年については主催するストロナック・グループが登録料50万ドル(約5500万円)を免除する一方で総賞金を300万ドル(約3億3000万円)に減額すると発表。米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、マキシマムセキュリティのオーナーであるG.ウェスト氏はペガサスWCへの同馬の出走について「非常に疑わしい」と語ったという。
このため同陣営は、当初は積極的でなかった海外遠征の検討を開始。2月29日に総賞金2000万ドル(約21億8000万円)で初開催されるサウジアラビアでのサウジカップが候補に挙がってきた。
同メディアによると、ウェスト氏は「300万ドルへの減額では全く話が変わってくる。サウジカップへの遠征は考えていなかったが、4週間後に賞金2000万ドルのレースに出られるのに、なんで300万ドルのレースに出る必要がある?」とコメント。現時点でサウジ遠征の確率は半々だが、世界最高賞金レースに出る機会があるなら検討すべきだとしている。