フランス競馬界に衝撃、パリロンシャンなどでの開催が再び中断

2020年05月20日 12:51

 フランス政府は現地19日、新型コロナウイルスのリスク状況を受け、国内の一部地域における競馬開催を再び中断する措置を発令した。

 フランス政府は国内を危険地域のレッドと安全地域のグリーンにゾーニングしているが、パリロンシャンやオートゥイユ、サンクルー競馬場などを擁すパリ地区での競馬開催はレッドゾーンで不許可とされた。

 フランス国内でも南部や西部では競馬開催が可能なため、競馬統括団体のフランスギャロは代替場での日程再調整を模索することになった。

 フランスギャロのO.デロアCEOは自身のツイッターに「非常事態用のプランは不要と願っていたが、今後数週間は必要になる。プランBをすぐに発表する。取りやめになる開催はない。競馬は続くが、急速に変化していく(先の読めない)ルールに臨機応変に対応する必要がある」と記している。

 パリロンシャン競馬場では21日に開催が組まれていた。また、6月1日にも1000ギニーと2000ギニーが予定されている。