単勝151倍のナンドパラード、英G2コヴェントリーSで先行押し切りの完勝

2020年06月21日 13:27

 現地20日に行われた英ロイヤルアスコット開催の2歳G2コヴェントリーステークス(芝6ハロン)は、二の脚で先行争いに加わった単勝151倍の最低15番人気ナンドパラードが、背後から追いすがる2番人気クァアーダを1馬身振り切って完勝した。

 A.オブライエン厩舎の1番人気アドミラルネルソンは発馬で後手に回り8着に敗れた。

 ナンドパラードはコディアック産駒でC.コックス調教師が管理。6月4日にニューマーケット競馬場でデビューするも勝ち馬から5馬身差の5着に敗れ、2戦目で手にした初勝利が伝統の重賞タイトルとなった。

 前日のG1コモンウェルスカップに続く勝利となったコックス師は「ショックなことではない。配当がショックだったよ。彼は本物だし最初から我々のお気に入りさ。初戦は口向きの悪さを出したし、もともとここに来る予定だった。帰厩してからさらに良くなったんだ」と下馬評の低さに反発。今後のナンドパラードについてはマイル戦線を視野に、じっくり育成する方針と話している。