アルパインスターが英G1コロネーションSを圧勝、偉大な姉アルファセントーリに続く

2020年06月21日 14:02

 英ロイヤルアスコット開催の3歳牝馬によるG1コロネーションステークス(芝8ハロン)が現地20日に行われ、道中3番手を追走した3番人気のアルパインスターが背後から先に動いた1番人気クアドリラテラルを直線半ばでねじ伏せ、4馬身1/4差突き抜けて圧勝した。

 クアドリラテラルは後方から大外を追い込んだブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフの覇者シェアリング(2番人気)にもかわされ、さらに1馬身3/4差の3着に完敗した。

 シーザムーン産駒のアルパインスターは2018年のコロネーションSを6馬身差で圧勝したアルファセントーリの半妹。姉と同様にニアルコス家の自家生産でMrs.J.ハリントン調教師が管理している。昨年8月23日の愛G2デビュタントステークス勝ち以来、10か月ぶりの実戦でG1初制覇(重賞2勝目)を飾った。

 ハリントン師はアルパインスターは小柄でおっとりした性格の牝馬と評した上で「少し柔らかい馬場が合っていることは間違いないから、堅めの馬場を走らせるつもりはないわ」と話し、今後についてはオーナーや関係者と相談してから決めるとした。