ヴォーン調教師が英国から撤退へ、「割に合わない」

2020年07月17日 13:46

 英ニューマーケットにて厩舎を構えていたE.ヴォーン調教師が、イギリスでの調教師業を経済的な理由で打ち切ることが分かった。

 ヴォーン調教師は2004年の開業以降、重賞を何度も勝っており、今月9日には英G2プリンセスオブウェールズタタソールズステークスをダムマリオットで制したばかりだった。

 同師は「今がイギリスでの調教師生活をやめる適切なタイミングだと思った」とコメント。「みんなが気付いているように、賞金の減額とコストの高騰でイギリスでの調教は経済的に割に合わない。いま決断したのは、来年はもっと悪くなると見越せるからだ」と、調教師ライセンス返上の理由を説明した。なお今後はオーストラリアなど国外で調教師を続ける可能性を口にしている。